『ウィキッド ふたりの魔女』 小ネタについて

映画

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さて、ウィキッドの第3弾ですが、ここからは小ネタについての話になります。

すずや的にちょっと細かいけどここが面白い!という部分を紹介していきますので、

そういうのが好きな酔狂なかたはご覧ください☆

みどりの瓶=みどりの酒?

エルファバが持っていた母親の形見の緑の瓶について語りたいと思います。

ハートランドビールのようなメジャーな緑の瓶のお酒もあるので断定はできないのですが、すずやの個人的な感想としては「これアブサンの暗示・・?」と思いました。

アブサン(もしくはアブサント等)というのは19世紀のフランスで流行し、世界中で飲まれていた蒸留酒で、きれいな緑色をしたお酒です。

酒に含まれる成分から幻覚や錯乱という症状を引き起こし、多数の中毒者を生みました。

また、数々の芸術家がその魅力に取りつかれて作品を残しており、「緑の妖精」「緑の悪魔」などといった二つ名がつけられており、「魔法の力」を授けるけれども緑の肌になるという「厄介かつ強力な飲み物」のモデルとしてはふさわしいのではないでしょうか。

エルファバの母がしたことは・・

緑の瓶が緑の酒の暗喩だとすれば、エルファバの母親がしたことが少し違った意味に変わります。

ただ酔っ払って不倫したのではなく、現代でいう「キメセク」(麻薬などを摂取した興奮状態でセックスを行う)で不倫している、ということです。

そして生まれた子どもが緑の肌の子どもであれば、母親からはもはや「罪の子」のようにしか見えないでしょう。

修行はどうして「コイン」を使うのか

さて、次は「コイン」についてです。

魔法の練習は、「コイン」を自在に操れるようになることです。

魔法の練習ならペンでもスプーンでもなんでもいいはずなのですが、ここで「コイン」を持ってくるのが面白い演出です。

つまり、コインの両面が世界の裏表にかかっており、コインを操るものが世界を操っているという意味を表します。

オズから記念に「コイン」をもらうというのは、裏表のある世界を統治する資格を得た、という意味にもなります。

グリンダのバブル

冒頭でグリンダが移動する際に、シャボン玉のようなものに包まれていますよね。

このシャボン玉の中にいると、周囲の声が聞こえにくくなります。

魔法の力を得ているグリンダは、他人の声をうまくシャットダウンしています。

自分の答えたいときだけ受け答えすることが可能である、という非常に一方的なコミュニケーションスタイルが彼女の立場をよく表してるなーと思いました。

ケシの花

ケシの花でなんで眠ったのかというと、ケシの花は元々麻薬の作用がある花だからです。

ではなぜフェイロは眠らなかったのか?

眠った人と眠らなかった人の違いは何なのか?

と考えたときに、

今オズで蔓延している嘘やデマに立ち向かう気がある(現実に気が付く=起きている)人が起きているのではないかな、と思いました。

そういう意味では、グリンダはラストから考えても、「目覚める気がない」人なんだろうなーと思いました。

サルの親衛隊長は本当に話せないのか?

ラストの辺りで羽を生やされたサルの親衛隊長ですが、本当に鳥にあこがれていたのか?という疑問が残ります。

単純に、オズが「鳥にあこがれている」といっただけで、本当はそうではないかもしれないですよね?

親衛隊長は既に話せないですし、家族を人質に取られているので、本当は「いいえ、私は鳥に憧れてなんかいません。何を言っているのか?」と抗議をしたけれども、結局は従ってしまった・・という可能性があります。

表情を見る限りはオズの言っていることが正しそうな気はしますが、本人が何も言っていないので断定はできません。

本当は違うことを思っていたとしても表現をするすべが既になく、オズに抵抗することもできないというところが恐ろしいところです。

終わりに

さて、小ネタ編はここまでです。

それでは、本日はこれにて。

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